COZUCHI(コヅチ)は当たらない?評判と全139ファンドの応募率を集計【2026年】

COZUCHIって利回りが高いって聞くけど、評判はどうなんだろう?
抽選に当たらないって話も聞くし、実際どれくらい人気なの?
COZUCHI(コヅチ)は、LAETOLI株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。公式サイトでは、2026年9月末時点で累計投資額は約1,413億円、ファンドは148件、元本毀損は一度もないとしています。
ただ、「利回りが高い」「当たらない」といった評判は、数字で見ると印象が変わります。この記事では、公式のファンド一覧から短期運用型139本の応募率と想定利回りを集計し、四半期レポートの実績や、2026年10月に変わった利回りの開示方法も確かめました。
この記事の結論
- 2026年8月末時点で132件・約1,155億円を元本毀損なく運用終了(公式発表)
- 短期運用型139本の応募率の中央値は217%。100%以上が133本で、半分ほどのファンドは申込額の半分も出資できない計算
- 一覧の想定利回りは中央値6.0%。平均7.72%は一部の高利回りファンドが押し上げている
- 実績年利回りの平均は、2026年9月度から投資金額×期間の加重平均だけの開示に変わった(単純平均は大きく上振れするため)
- 短期運用型は1万円から。運用中の換金もできるが、手数料3.3〜5.5%、支払いは最短約7週間
COZUCHIの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | LAETOLI株式会社(東京都港区) |
| 許可・登録 | 不動産特定共同事業 第1号及び第2号 東京都知事 第60号、宅建業 東京都知事(6)77822号 |
| 累計投資額 | 約1,413億円(2026年9月末時点) |
| ファンド数 | 148件(同) |
| 最低投資額 | 短期運用型 1万円/中長期運用型 10万円(1口1万円×10口以上) |
| 運用中の換金 | 短期運用型:手数料3.3〜5.5%、最短約7週間/中長期運用型:手数料無料、最短約2週間 |
| 元本毀損 | 一度もなし(公式の記載、2026年9月末時点) |
応募率:139本中133本が募集額を超えた

| 応募率 | ファンド数 |
|---|---|
| 100%未満 | 6本 |
| 100〜150%未満 | 44本 |
| 150〜200%未満 | 16本 |
| 200〜300%未満 | 17本 |
| 300〜500%未満 | 21本 |
| 500%以上 | 35本 |
応募率(応募金額÷募集金額)の中央値は217%です。応募率が200%なら、応募したお金のうち出資になるのは半分ほどの計算で、中央値のファンドがこのくらいです。
とくに、募集金額が小さいファンドに応募が集中します。たとえば、募集132万円のファンドに約39.6億円の応募が集まった例(応募率300,293%)もありました。「当たらない」という評判は、数字の上でもうなずけます。
一方、応募率が100%に届かなかったファンドも6本(59%〜99%)ありました。人気はファンドによってかなり違います。
こんなに応募が多いと、少しでも当たる方法はないの?
COZUCHIは、ポイントを使って当選しやすくする「チャレンジポイント募集」を一部のファンドで行っているよ。
チャレンジポイント募集と部分当選
COZUCHIの一部のファンドでは、募集金額の一部を「チャレンジポイント募集」にあてています。出資を申し込むときに自分のCOZUCHIポイントを使い、使ったポイントが多い人から当選する仕組みです。四半期レポートでは、ファンドごとに使われたポイントの平均値・中央値を公開しています(例:日本橋箱崎町 一棟ホテル 平均11.62pt・中央値8pt。当選の基準を示すものではないと注記)。
また、一般募集では「部分当選」を採用しているファンドがあり、申込金額の一部だけが当選することもあります。
想定利回り:中央値は6.0%
| 想定利回り(一覧の表示) | ファンド数 |
|---|---|
| 4〜5%未満 | 26本 |
| 5〜6%未満 | 29本 |
| 6〜8%未満 | 49本 |
| 8〜10%未満 | 13本 |
| 10%以上 | 22本 |
一覧に表示された想定利回りは、中央値6.0%、平均7.72%でした。平均が中央値より高いのは、50%を超えるような一部の高利回りファンドが平均を押し上げているためです。多くのファンドは4〜8%の範囲にあります。
実績利回りは「平均の出し方」に注意
第16号四半期レポート(2026年7月末時点)では、運用終了131本の平均年利回りを想定7.1%→実績20.8%、平均運用期間を想定12.2か月→実績9.2か月としています。注記によると、どちらも各ファンドの値の単純平均です。
ところが、COZUCHIは2026年10月9日に「実績年利回りの表記変更」を発表しました。2026年9月度の運用実績から、単純平均の併記をやめ、投資金額×実績運用期間で重みをつけた加重平均だけを開示します。理由として、単純平均では一部のファンドの大きな上振れが平均を押し上げ、運用全体の実態を表さず、誤解を与えるおそれがあることを挙げています。
「実績20.8%」は単純平均の数字で、ふつうの1本に投資したときの目安ではありません。個別のファンドの想定と実績は、月次の運用実績や四半期レポートで確かめましょう。
実績が想定より高くなるのは、どうして?
短期運用型はキャピタルゲインの配当に上限がなく、売却益が大きいと上振れするよ。
上振れの例と、延長の例
代表メッセージでは、西麻布一棟マンション フェーズ4(C-138)が想定6.0%に対して実績18.2%で終わったと紹介しています。
一方で、千駄ヶ谷 開発プロジェクト フェーズ3(C-119)は運用期間を3か月延長しました(2026年6月30日→9月30日。その後、決済完了のお知らせあり)。品川駅前の2ファンド(C-106・C-26)は、再開発が想定より長引く見込みとされています(運用期間・収支への影響はないとの説明)。
メリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 運用終了132件・元本毀損0件の実績(2026年8月末) | 人気ファンドは抽選倍率が高く、出資できないことが多い |
| 短期運用型は1万円から始められる | 短期運用型の換金は手数料3.3〜5.5%、支払いまで最短約7週間 |
| キャピタルゲインで想定を上回ることがある | 上振れは保証されない。延長や再開発の長期化の例もある |
| 中長期運用型は換金手数料が無料 | 中長期運用型は10万円から |
優先劣後構造では、事業者が劣後出資をして先に損失を負担しますが、劣後出資の割合はサービスのページには書かれていません。ファンドごとの書面で確かめましょう。
向いている人・向いていない人
- 向いている:抽選に外れても気にせず、複数のサービスと組み合わせて申し込める人
- 向いている:想定より早く終わる・上振れする可能性があるキャピタル型に興味がある人
- 向いていない:決まった金額を、決まった時期に確実に運用したい人
- 向いていない:途中で換金する可能性が高い人(短期運用型は手数料がかかる)
よくある質問
これまでに損失が出たファンドはありますか?
公式サイトでは、2026年9月末時点で元本毀損は一度もないとしています。ただし、将来の元本を保証するものではありません。
実績利回りの平均はいくつですか?
2026年7月末時点の単純平均は20.8%でしたが、9月度からは加重平均だけの開示に変わりました。最新の数字は公式の運用実績で確認してください。
税金はどうなりますか?
匿名組合の分配金は雑所得(総合課税)になります。確定申告が必要かは、ほかの所得など個人の状況によります。
まとめ
COZUCHIは、元本毀損なく132件を運用終了した実績があり、短期運用型は1万円から投資できます。一方で、応募率の中央値は217%と高く、出資できないことも多いサービスです。
実績利回りは平均の出し方で大きく変わるので、個別ファンドの想定と実績、換金手数料、劣後出資の割合を書面で確かめてから申し込みましょう。
COZUCHIと同じく1万円から投資できる不動産クラファンを、あわせて検討したい人はこちらも見てみてください。
CREALの募集中のファンドと実績は、公式サイトで確認できます。
