らくたま評判の実態|全49ファンドの応募率と投資家保護ルールを検証【2026年】

らくたまって最近よく見るけど、評判はどう?
「投資家保護」をすごく強調しているけど、本当に安心なのかな
らくたまは、株式会社フロンティアグループが2024年3月に始めた不動産クラウドファンディングです。1口1万円から、主に抽選式で募集しています。
この記事では、公式のプロジェクト一覧から1号〜49号の全ファンドを集計し、応募率や想定利回りを確かめました。また、らくたまが打ち出している「投資家プロテクトルール」の数字が何を意味するのかも、公式の説明を読んで整理しています。
この記事の結論
- 全49ファンドの応募率の中央値は293%。すべてのファンドで募集額を上回り、最高は1,515%
- 想定利回りは6.1%が27本と最も多い。49本の中央値も6.1%
- 劣後出資割合の平均は約36%(37件、2026年3月時点)と公表
- 運用中ファンドの優先出資総額の25%を償還用に確保するとしている(2026年2月末は約24億円に対し10億円)
- ただし、保有資産の時価は自社査定。延長しない方針にも「やむを得ない場合は延長の可能性」という注記がある
らくたまの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社フロンティアグループ(東京都千代田区) |
| 許可・登録 | 不動産特定共同事業 1号及び2号(電子取引業務)東京都知事 第180号、宅建業 東京都知事(4)第91374号 |
| サービス開始 | 2024年3月 |
| 最低投資額 | 1口1万円 |
| 募集方式 | 主に抽選式(49本中45本。4本は先着順) |
| 組合の形 | 匿名組合 |
| 投資家保護の仕組み | 優先劣後システム、マスターリース(インカム型の一部)、投資家プロテクトルール |
全49ファンドの応募率

| 項目 | 集計結果 |
|---|---|
| ファンド数 | 49本(運用終了34本、運用中15本) |
| 応募率の中央値 | 293%(抽選式45本は304%、先着順4本は223%) |
| 応募率の範囲 | 129%〜1,515%(100%を下回ったファンドはなし) |
| 募集金額の合計 | 約55.4億円 |
| 応募金額の合計 | 約146.8億円 |
募集金額が小さいほど応募率が高くなる傾向があります。募集5,000万円未満の15本では応募率の中央値が544%、2億円以上の6本では156%でした。
| 募集金額 | 本数 | 応募率の中央値 |
|---|---|---|
| 5,000万円未満 | 15本 | 544% |
| 5,000万〜1億円未満 | 10本 | 286% |
| 1億〜2億円未満 | 18本 | 217% |
| 2億円以上 | 6本 | 156% |
大きめのファンドのほうが、出資できる可能性は高いと言えます。
応募率293%だと、どれくらい当たるの?
中央値のファンドなら、申込額のうち出資になるのは3分の1くらいの計算だよ。
想定利回り
| 想定利回り | ファンド数 |
|---|---|
| 5.1〜5.7% | 9本 |
| 6.0〜6.5% | 39本 |
| 10.0% | 1本(37号) |
想定利回りは6.1%が27本と最も多く、ほぼ5〜6%台に収まっています。一覧の表示は「想定利回り」で、公式サイトは利回りを保証するものではないと明記しています。
投資家プロテクトルールの中身
らくたまは2025年8月29日に「投資家プロテクトルール」を発表し、5つの柱で投資家保護を説明しています。
| 柱 | 公式の説明 | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| 余裕資金の範囲内で運用 | 運用規模は約22億円(2026年3月)、保有不動産の時価196億円は運用額の8.9倍 | 時価は会社による算出 |
| 償還用リザーブ資金 | 運用中ファンドの優先出資総額の25%を常時確保。2026年2月末は約24億円に対し10億円を定期預金などで保持 | 会社の開示による数字 |
| 保有資産余力 | 80件・時価214億円から借入約106億円を引いて約108億円(2026年2月) | 自社査定評価額による試算で、会計上の含み益ではない。外部の鑑定書は取っていない |
| 劣後出資割合 | 37件の平均で約36%(2026年3月) | 割合はファンドごとに違う |
| 自社買戻し・延長ゼロ | 延長したことはなく、全ファンドを運用終了日の翌日に償還 | やむを得ない事由があれば、1か月前までの通知で延長する可能性があると注記 |
優先劣後の仕組みでは、そのファンドの劣後出資の額までの損失は、計算上は優先出資の投資家に及びません。ただし、約36%は37件の平均で、割合はファンドごとに違います。損失が劣後出資を超えれば元本は減るので、元本が保証されるわけではありません。
保有資産の時価は、外部の鑑定ではなく自社の査定です。公式の説明でも「会計上の含み益を示すものではない」としています。また、同じページの中で、借入残高を約106億円とする箇所と、融資残高を約93億円とする箇所があり、数字の時点や範囲の違いは説明から読み取れません。
延長ゼロって書いてあるなら、絶対に延長しないんだよね?
方針はそうだけど、やむを得ない場合は延長の可能性があると注記されているよ。
早期償還プレミアパス+1%
2026年9月に始まった制度で、対象ファンドに10万円以上出資し、予定の半分以下の日数で早期償還された人に、次の指定ファンドの優先申込枠と、出資額の1%分のらくたまポイント(上限10万ポイント)を付けます。
規約では、早期償還で分配金の合計が想定より少なくなることがあり、ポイントはその差を埋めるものではない、と明記しています。「+1%」は利回りの上乗せではありません。
メリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 1万円から投資できる | 抽選の倍率が高く、出資できないことが多い |
| 劣後出資割合の平均約36%と公表している | サービス開始は2024年3月で、運用の歴史は短い |
| 延長・償還遅延なしの実績(会社の記載) | 保有資産の評価は自社査定 |
| リザーブ資金などの数字を自ら開示 | 早期償還で受け取る分配金が想定より減ることがある |
よくある質問
らくたまは危ないですか?
元本保証はありません。劣後出資やリザーブ資金などの仕組みはありますが、損失が劣後出資を超えれば元本が減ることがあります。会社が公表している数字の前提も確かめましょう。
先着順のファンドはありますか?
49本中4本が先着順でした。先着順の応募率の中央値は223%で、抽選式(304%)より低めです。
早期償還されると損をしますか?
予定より早く終わると、運用期間が短くなる分、受け取る分配金の合計は想定より少なくなることがあります。早期償還プレミアパスのポイントは、その差を埋めるものではありません。
まとめ
らくたまは、1万円から投資でき、全49ファンドで応募率が100%を超える人気のサービスです。劣後出資割合の平均約36%や、償還用リザーブ資金などの数字を自ら開示しています。
一方で、資産評価は自社査定で、延長しない方針にも例外の注記があります。数字の前提と、ファンドごとの書面を確かめてから申し込みましょう。
らくたまと同じく1万円から申し込める不動産クラファンを、あわせて検討したい人はこちらも見てみてください。
利回りくんの募集中のファンドは、公式サイトで確認できます。
